行政書士つれづれ日記69

カテゴリー:その他|投稿者:Y.C行政書士事務所|2021年08月20日

フィリピン人のお客さんの出生証明書を翻訳していて気づいたのですが、フィリピンの公的証明書には、自身が入っている宗教や宗派を記入する欄が必ずあります。これについては驚かされました。

フィリピンのように、「国教制度」いわば宗教そのものが国の法律みたいになってしまっている国では、宗教に入っているのが当然のこととみなされます。

日本においては政教分離が設けられ、政治と宗教が癒着して国が特定の宗教に加担してはならないと、憲法20条でも定められております。

どちらが良いか?

神というすがるものがあるのは生きていく上で支えにはなります。しかし日本は信教の自由が認められている分、一部の宗教が政治的権力を有するようになって権力を行使することになるのは、危険だと思います。

やはり日本に生まれて良かった…とは思いますが、もしもフィリピンのような国で生まれ育ったら、分からなかったですね。

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